株式会社サワヤでリサイクルガラスを視察
約7年前にお邪魔したときの記録をサイトこちらのブログに改訂版としてアップいたします。
鋳物の街を代表する竹中製作所さん関連の企業・工場を視察させていただきました。
高岡の銅器・鉄器・アルミ鋳物も、新潟の燕三条と同様に、それぞれの職種に合わせて分業化されていて、それぞれの技術を見させていただきました。
これからはそれを元に、さらなるアイデアを練って良い物を造っていきたいと思っております。
まずはちょっと離れてはいますが、竹中製作所さんがアルミ鋳物とガラスで特許を持っているのですが、そのガラス工場&企業を見せていただきました。
それは金沢のリサイクルガラス事業部門で業績を伸ばされている株式会社サワヤさんです。
こちらは主に蛍光灯の廃材からガラス製品を造られている日本でも数少ない優秀な企業です。特に不純物を取り除く技術ではすばらしいですね。
蛍光灯と言ってもこのようにいろんなサイズがありますが、やはり一番多いのは下の40w蛍光灯。
両端の金属部分や被っているプラスチック、そして内部の水銀や発光塗料を取り除く工程がほとんどですね。
蛍光灯でも店舗とかで飛散防止プラスチックフィルムを貼ってあるのが多いですが、それを取り除いて、分別処理
水銀灯はほとんどついていますね。
カッターで取り除く手作業です。
金具部分のピンも細かく、材料ごとに仕分け。
こういう特殊な電球は機械化できていないので手作業なんですね。
ここまでしないといけないとは! たいへんです。
機械が自動的に一本一本をカットし、金具をはずしていき、砕いていきます。
どんどん機械が飲み込んでいっている感じです。
その捨てられた蛍光灯には水銀もあるので、徐々にしみ出して環境破壊とかにもなりかねないので、なんとか捨てられないようにして、この様な環境を重要視している優秀な企業等に適切に処理、再利用してほしいですね。
そういった意味でも是非、応援したい企業さんですね。
こちらでは蛍光灯40w一本から約160g~180gの再生可能なガラスを造りだしています。
年間約250万本処理されていますので、約400トン強の再生可能なガラスができているのです。
こういったガラスをいろんな企業や教育機関に出荷されているようですが、ペットボトル再利用のように一般社会に認識広く、有効利用が広がるといいですね。
ちなみにこちらが、再利用可能となった蛍光灯の廃材から不純物を取り除いた綺麗なガラス・・・カレットという物
株式会社サワヤ スタジオリライトのたくさんの再生商品
こちらの株式会社サワヤのスタジオリライトさんでは、いろんな再生商品があります。
ペンダント照明の傘や
このようにアイデア次第でいろんなことができそうで、ワクワクしますね。
色ガラスや気泡が入ったこのようなガラスも。
市松模様、面白いですね。
このような照明も気泡が入ると、ほんと綺麗です。
右側は私がデザインした物、いままでマンションテラスや住宅のお庭に照明として設置させていただきました。
そしてまた2019年もこちらのガラスを使った計画を実行中です。
出来上がりが楽しみです。