本社ビル設計顧問 5階サロン設計監理

カリフォルニアワインを中心に輸入販売を行う株式会社中川ワインの新本社ビルです

所在地 東京都台東区
竣工年 2022年1月
敷地面積 180.0㎡
延床面積 824.8㎡
構造階数 鉄筋コンクリート造 7階

全体
設計施工 リリカラ株式会社
 https://www.lilycolor.co.jp/ss/
監修 神成建築計画事務所 神成健
 https://kannari-archi.com/
構造設計 山脇克彦建築構造設計 山脇克彦
 https://www.yamyam-e-design.jp/
設計顧問 原田正史建築設計事務所 原田正史

5階サロン
設計監理 原田正史建築設計事務所 原田正史
施工 株式会社LDF 八田 憲治
 http://ldf-inc.com/

 

写真 中村絵

 

外壁は神成氏アイデアの、素材を生かした杉板型枠打ち放しコンクリート
ワインの木箱を積み上げたようなイメージで外壁に凹凸をつけて表情を出している

ワインサロンのエントランスホール
正面のランダムな石壁はコート掛けの箱の一部
ここにカリフォルニアのぶどう畑の土で左官としたかったが
コロナ禍で断念する。コート掛けはスライドして使います。

エレベーターの隣のドアはトイレの引き戸 鍵を工夫しています。
左手前はワインセラーの扉 断熱扉仕様で建具を閉じると同時に下部にモヘアが出てきて空気の流動を防ぎます。

サロン内部
3.6mのテーブル オーナーがお持ちのタガヤサンの無垢板を利用し、中央に気泡ガラスの塊を設置。
下部より調光調色のLEDで食事中に参加者の顔を綺麗に見せるとともに、ワインカラーチェックもできるようにしている。

写真では明るく写っていますが、ワイン会中は照度を落とし、
間接照明の柔らかい光の中に、ポイントで気泡ガラスペンダントの細かな奥行きのある灯りをアクセントとしています。

気泡ガラスペンダントは廃材を利用したエコな特注照明です。
アルミ鋳物(高岡)の中に、蛍光灯の廃ガラスを溶かして気泡を適度に入れつつ、
球の気泡ガラス(金沢)と鋳物を一体に仕上げていただきました。
近くで観るととても綺麗です。

ワイングラス専用の食器洗浄機です。水道水の石灰成分を純水器で取り除いて使用しています。

テラスから総武線が見えます。

撮影 神成健
撮影 神成健

ワインセラーの箱断面はラベルエチケットが傷つかないように坊主面(アール形状)としています。

撮影 原田正史