お気に入りの家具・ソファーの紹介

いままでの新築やリフォームプロジェクトでの家具提案、そして家具のみ提案というご要望でも、その方に合わせて家族構成・プランニング・インテリアを元に家具提案をいくつかしてきました。

こちらのサイトではそのような経験から、私のお気に入りの家具の数々をご紹介していきます。

ただすべての方々にオススメできる家具という訳ではなく、使い勝手やプランニング、インテリアに合わせて見ていただければと思います。

 

お気に入りソファー ドック(DOCK low version/PIERO LISSONI)

こちらはピエロ・リッソーニデザインのドックというソファです。

ドックは座面が通常高さの410(41センチ)の物と270(27センチ)の物があります。
私のお気に入りはこの写真にあるローバージョンの座面270のソファーです。

何が気に入っているかと言うと、座の生活を意識させるようなローなフォルムの美しさと、まさに座の生活に近い座り心地です。

通常のソファーに座った時より、膝の角度は鋭角になり、それが私はどことなく落ち着きを感じるのです。
元々、子供の頃に畳の上で育って、今はマンション住まいで椅子の生活なのでその恋しさもあるからでしょうか。

ピエロ・リッソーニは2017年、初めてB&B Italia のためにデザインされたソファSAKé(酒)というのがありますが、ネーミングからして日本を意識しているように思います。
この時はネーミングだけでしたが、今回のドックは座る行為そのものが和を意識しているように思います。

実際にドックのネーミングは、このベースにあるフラットな板(プラットフォームといわれている)を港にみたて、その港の上にアームレストやシートクッションがおだやかに停泊しているそのイメージから来ているようです。

この写真はハイバーション(座面410)ですが、シェーズ・ロングも組み合わせで作れるようになっています。

座っているとついつい寝っ転がりたくもなるのでいいですね。

ただしこのソファはこのようにお気に入りではありますが、誰にでもどこにでもオススメできるソファーとは言えません。
形状見ていただいてお気づきの方も多いかもしれませんが、伸びやかな空間に置いてこそこのフォルムの美しさが生きてきますし、足もぶつけないような動線計画も必要となります。

板(プラットフォーム)の端部はこのように少し見た目柔らかくなっていますが、でもぶつけると痛いのでプランニングは気をつけなければなりません。

動線と対処例をアップしてみました。
家具の裏側や横にすぐ回り込まないようなプラン&配置計画。
そしてこの家具は特に空間バランスが合っていないと、無理に置いても非常になじまない家具でもあります。

この家具を入れたいと思われた方は、ぜひ建築家やインテリアコーディネーターに相談し、空間に合うかどうかを確かめてもらいましょう。
もちろん私にご相談いただければ、いまご検討されているプラン・空間写真などできる限りの情報を教えていただき、このソファーの構成も多数あるのでベストな構成をご相談しながらご提案させていただきます。
またメリットある形で運送設置費込の見積提供いたします。

まずはメールいただければと思います。

 

 

他の家具もご注意ください、実際に考えられる失敗例です。

マンションを購入して部屋の広さが4.3mあるから2.8mの家具を買っても大丈夫だろうと思って購入してみると・・・

数値だけでは大丈夫と思っても実際にレイアウトしてみると、ダイニングテーブルが置けなかったり、向きを変えられなかったり、動線が窮屈になる場合も考えられます。

ぜひこのように図面に当てはめて、ビジュアルで判断することが大事です!
ベストマッチングさせるには建築家やインテリアコーディネーターの力を借りて、失敗しない家具選びをしましょう。