お見舞い

このたびの台風19号により被害を受けられた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。

各地で川の氾濫や内水氾濫が起きて、多くの住宅や店舗などが床上浸水しました。

水位が下がった後をみると泥だらけの景色。
タンスや本棚などの家具も・・・
冷蔵庫やテレビ、炊飯器などの家電製品も・・・
本当に悲しくなり途方にくれるかもしれません。

対処されている皆様、どうぞお体壊さすように、一日も早く元の生活に戻れますように。

そう願っています。

あまり手助けにはなりませんが、参考になればと思い、
下記に浸水被害を受けた時にどのように対処したらいいのか、それをまとめてみました。

災害救助法の適用状況

床上浸水の住宅、大腸菌などにも中止

どろだらけのお住まい。
簡単にはいきませんが、できるだけ泥を運びだし、晴れていれば濡れた家具や電化製品を運び出します。

もし水道が使えるのであれば、基礎や土台、壁などの泥などを洗い流します。

浸水した水は下水からの逆流水も含まれている可能性が大ですので、大腸菌などいろんな細菌が含まれている可能性があります。
感染症になる可能性があるので、増殖しないうちに浸水した箇所を、まず綺麗に洗い流すことが第一です。

 

床下の構造材洗浄と乾燥、そして水に浸かったところの殺菌消毒

ドロだけでなく汚水なども付いている可能性が大ですので、壁や床下など洗い流すのですが、厄介なのは床下の状況です。

床下には基礎がありその上に束などを立てて1階の床を作っているケースがほとんどです。この1階の床をはがさないと、基礎の上にたまっているドロなどは対処ができません。

なので下地をとりのぞき、床下にたまっている泥水などを掻き出し、そしてきれいな水で洗い流します。これがかなりたいへんな作業となります。

そして乾燥させるのですが、消毒も必要となります。

その消毒に使うのが「逆性せっけん」

普段あまり使わない石鹸ですが、名前のとおり普通のせっけんの逆の性質があります。
普通のせっけんが水に溶けると脂肪酸陰イオンになるのですが、この逆性せっけんは水にとけると陽イオンになります。
この陽イオンがたんぱく質などを吸着しやすく、細菌やカビなどの微生物も吸着変性させ殺菌させるという作用があるのです。

この逆性せっけんは薬局やホームセンター、アマゾンなどでも売っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし浸水してからアマゾンとかで取り寄せていると遅いですし配達もできないでしょうから、薬局で探すしかないでしょうね。
被害のある自治体で配っているという情報もありますので問い合わせしてみてください。

逆性せっけんを浸かった拭き方

使い方はまず、水で100倍に薄め乾いた布にひたして、壁や床や建具などを拭きます。
そしてそのまま放置します。

このうえから乾いた布などで拭き取ると消毒効果がなくなります。自然乾燥です。

消毒液が身体につかないように、長袖・長ズボン・マスク・ゴム手袋・メガネをしてやりましょうね。

床下などは、ご高齢の方などたいへんかと思います。
自治体で無料でおこなってくれるところもあるようですので、自治体や業者に相談して迅速にやるようにしましょう。

とにかく細菌を増やさないことが大事ですので、乾燥と消毒を行うことを主に作業進めるといいと思います。